自分のことは、自分が一番わかっているようで、
一番わかっていないのかもしれません。
今、自分が思っていることは、本当に自分の思いなのか。
自分の好みと感じているものは、本当に自分の感覚なのか。
自分が捉われている考え方や価値観は、本当に自分のものなのか。
自分が絶対的に正しいと疑わないものは、本当に自分から生まれた信条なのか。
現代社会自体が、バウンダリーが失われつつある世界。
どこまでが自分の考えなのか、
SNSやメディアで流れている言葉なのか、
誰か近しい人が発している言葉なのか、
本で読んだ内容なのか、
社会の中で流れている空気なのか・・・
曖昧に混在し、自分の純粋な気持ちや考えが
埋もれてしまいやすい時代を
私たちは生きているように思います。
そして、前回のブログで書いたように、
私のように母親との境界線が、幼い頃から、
知らぬ間に曖昧になっていたとしたならば、
自分自身がさらにわかりにくくなっているかもしれません。
私が個性類型学に魅かれたのは、
曖昧になってしまっている自分の輪郭を
見ていきたかったのかもしれません。
少しずつ、自分の輪郭をクリアにして、
自分をしっかりと立ち上げていく一助に、
そして相手を理解する一助にしたかったのだと思います。
バウンダリーが曖昧だと、自分と他者の違いも曖昧になってしまい、
誰もが自分の感覚と同じだと思い込み、
そうでない相手へのイライラの一因となり、
相手を否定し、
自分の理想を押し付けてしまう可能性があります。
又は、自分の主体性がぼやけてしまっているため、
知らぬ間に、
相手に合せて生きてしまっているかもしれません。
心理講座や、個性類型学講座を活用頂き、
自分のバウンダリーの状態を理解し、
自分自身を見つめいくための、
大事な人を理解し尊重していくための
一助にして頂ければと願っています。
講座のご案内
◎心理講座「無意識の束縛とバウンダリー」
7月22日(土) 10時~15時45分
◎個性類型学講座
8月6日(日) 10時~13時