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まるごと、共に

「べてるの家の当事者研究」に参加してきました。

 

午前中は、八幡東教会で、

統合失調症などの症状を抱える当事者の方々と

長年研究を続けてこられた「べてるの家」の向谷地氏の

講演を聴きました。

 

長い月日を様々な症状を持つ方々と歩んでこられた、

その重みがずっしりと伝わってきて、震えました。

 

ファミリーコンステレーションでの大事にしている部分と、

当事者研究の理念とリンクするところが非常に多く、

学びを深められた気がしています。

 

午後は福岡で当事者研究。

幻聴が聴こえる方のリアルな詳細と苦悩。

中学生の女の子のたくさん考えている溢れんばかりの頭の中の知的な内容。

 

多くの人がそれを見て、知って、応援の気持ちを贈る。

 

手法は違いますが、大事にしているものがやはり共通しています。

 

私はコンステレーション時に

幻聴を体験した程度の理解しかありませんが、

 

問題や苦悩を一人で抱えるのは、本当に大変なことで

これ以上にない孤独と苦しみだと思います。

 

だからこそ、多くの人に聴いてもらう、知ってもらう、

理解してもらう、見守ってもらうことがどれだけ助けになるか。

 

向き合っていくのは自分。そして、

共に歩む人がいるということが不可欠で、

改めて、その大事さ尊さを

胸に置くことのできた一日でした。

 

よく思います。

自分の恥ずかしい部分も、情けない心も、全部さらけ出して

シェアできる人たちがいるというのは、本当にかけがえのないことだと。

まるごと、そこで存在できる幸せ。

まるごとで、共に存在できる幸せ。

心の健康はこうして保たれるのでしょう。

 

ココアップはそういう場でありたいと願います。