庭の金木犀が黄色く咲きました。
金木犀の香りと、石油ファンヒーターの匂いと、
この季節の窓から差し込む光に、
小さな幸せを感じています。
冬の気配を感じながら、冷たい風が吹く中で、
ほっとできるもの。
いつも以上に、家の中が安心します。
心の世界で、いろいろと感じて、
意識的無意識的に戦ってきた人たちは、
外の激しい風や冷気から身を守るように、
安全なほっとできる場が必要で、
それを求めるのは、当たり前のことだと思います。
今の社会で、目に見える形で
何かを成し遂げてきた人たちのすごさと、
心の世界で戦い傷ついて、
それでも生きぬいている人たちのすごさ。
多くの人たちが見ないと選択したものを見て、感じて、
受け容れてきた強さ。
比べるものではないでしょうが、
社会性の観点でなく、
心の世界から見ると、
頭が下がるのは、
後者の人たちの偉大さに対してです。
その一人である母の
娘として、
この道を歩めたことが、
そして、偉大な力を内に秘めた
多くの強き方々に出会えていることが、
つながっていることが、
私にとって大きな幸せです。