ご近所さんで、愚痴の止まらないおばさんがいて。
おばさんは、いろいろ病気して、
それでも頑張って家事して仕事して生きてきて、
でも、家族が優しい言葉をかけてくれない、
誰も何もしてくれないのだと
悲しんでいる。怒っている。
会うと、誰にでもそういった話をするせいか、
うちの夫もワンコも、逃げ帰ってきます。
すると、先日。
そのおばさんの発した言葉の数々のせいで、
破談になりかけたと、
娘さんが嘆いていました。
愚痴は、そこまでの破壊力を持つのですね。
「じゃあ、どこに私の気持ちをぶちまければいいの?」
と、おばさんは、言ったそうです。
昔の母を思い出します。
一切文句も愚痴も言わない結婚生活を続けて、
うつ病になって、
その後、怒りを爆発していた頃の母。
「どんなことがあっても、言い返すな」と
母は言われていたそうですが、
それが、おかしいとは思わず、
守ってしまう、時代背景もあったのでしょう。
ひどい話。
私たちより年上の日本女性たちにとって、
黙っていること、我慢することは美学でもあったのです。
しかし、その副作用はさんざんなもの。
伝え方も、わかるはずもありません。
おばさんや母たちの時代を経て、
進化していかねばと、思うのです。
愚痴るのではなく、
被害者になるのでもなく、
言いたいことを、普通に伝える
コミュニケーション能力。
心に溜めずに、小出しに吐き出して、
心の掃除を常にしつつ、
言いたいことは
シンプルに伝えて、
幸せも心の平和も、自分の手で叶えていく。
目指すは、心が平和な老後!です。