前回のブログに記載した、茄子。
切り刻むのはかわいそうだったので、
焼き茄子にしてみました。
「しわくちゃになっても、仲良く年取るわアピール」
と、娘に送信したら、
「いや、こわいわ」
いやいや、こんな日も来るからと、
思っているところに母からの電話。
「お母さん、もう幸せ!赤い顔が治った!!」
突然の大声。
久しぶりに声が弾んでいます。
実は先月から、母の顔は全体的に赤く腫れあがり、
大きな吹き出物もいくつかできて嘆いていたのです。
私も、数か月前に同じ症状が出て、
原因は小麦アレルギーだったので、
その可能性を何度伝えても、ききません。
母の体全体にむくみが出ていたので、
可能性は高いと思ったのですが。
一応、皮膚科でアレルギー検査をしたところ、
小麦アレルギーは出なかったと言います。
遅延型は、今の日本の医療ですぐに検査できないから、
検査結果には出ないことを伝えても、
「先生も小麦アレルギーじゃないっていうし、
信じるしかないでしょ」
「小麦やめたら、食べるものないじゃない」
それが、先月のこと。
娘よりも病院の先生を信じるのも、まあ当然のことです。
しかし、どんなに薬をかえても、皮膚科をかえても治らないので、
さすがに私の言うことに耳を傾けはじめました。
遅延型のアレルギー検査は、3~5万円かかり、
海外に送って検査しするため、結果が出るまで時間もかかります。
2週間小麦粉製品を絶つことにしたのですが、
思ったように赤味が治まりません。
そこで、化粧品や服用している薬を調べていったところ、
(私は、自然派化粧品で2度痛い目にあっています)
耳鼻科で処方される漢方薬に麦が入っていたことがわかったのです。
それを毎日飲んでいたわけなので、別の薬にかえてもらい、
やっとすっきりと治って、喜びの電話。
「きれいに治った!本当に幸せ」を連呼しているので、
やはり何歳になっても、きれいって大事なんだなあと思ったのです。
それにしても。
私は幸運にも、小麦粉を指摘してくれる先生に出会えたので
よかったのですが、
この知識がなければ、母は余分な薬を飲んだり、付けたりを
間違いなく繰り替えしていたのでしょう。
そして、人に会うのも嫌になって、こもりがちになって、
メンタルも下がっていったかもしれません。
知識は、身を助けます。
どれだけ、活きた知識を持つ各分野のプロフェッショナルと
つながっていられるかが、ものすごく大事だと感じます。
そして、小麦粉だらけの現代。
遅延型ゆえに、症状も緩やかで気づきにくいアレルギー。
太っているのではなく、むくんでいる若い女性も多いのです。
日本で遅延型アレルギーの検査がもっと安価でできるようになることを
願ってやみません。