お正月のプチ感動は、昨年の暮れに臼と杵でついた
お餅の一口。
舌触りがなんともなめらかで、漫画のごとく伸びるし、
口の中でとろりと軽やかになくなる。
子どもの頃以来なので、こんなに味が違うものかと
軽く驚きました。
数回ではありますが、私も杵でつかせてもらい、
何百個もの餅をみんなでまるめる、懐かしい風景。
「きれいにまるめられると、器量のよい子どもが生まれるよ」と、
祖母に言われて、(今思えば、すごい言い伝えですね)
がんばってまるめていた子どもの頃を思い出します。
2人が杵で餅をつき、1人がアツアツの餅をひっくり返す。
3人が呼吸を合わせて、けっこうなスピードと迫力。
そして、つき立てのお餅を、さっと美しくまるめていく。
ワイワイと楽しみながら。
前日の仕込みから、たくさんの人たちが手をかけ、
気持ちのよいエネルギーが注がれ、
その時、その人たちにしか作れない
格別な味わいが生まれるのでしょう。
2020年の目指すところです。
本年もどうぞよろしくお願い致します。